仕事から離れてリフレッシュゥ~♪とは縁遠いフリーランスの旅

本記事は、フリーランスという立場の私が完全な休暇を持たず、旅先でも仕事を完遂するための具体的なリスク管理とスケジューリングなどの習慣についての記録です。

フリーランスは自由な働き方と言われます。では、好きなときに気ままに旅行できるのかというと、そうではありません。旅行するとき、実際にはどうしているのか。コピーライターとして長年フリーランスで働いてきた私の仕事対応を、国内旅行と海外旅行に分けてご紹介します。

フリーランスのコピーライターのある日のスケジュール【在宅作業日のリアル】
私がフリーランスのコピーライターだと知った人に「とても自由で好き勝手に仕事をしている」というイメージを抱かれるのは少なくありません。実態はかなり違います。案件や予定によって大きく変わります。今回は、私が在宅で仕事をする日のリアルなスケジュールを正直にご紹介します。

国内旅行

誰にも言わない!

どうしても伝えないと差し支えがあるスタッフを除き、旅行することも、旅行だから連絡がとりづらいことも一切言いません。旅行を隠したいからではなく、私に連絡をしたいと思っている人に遠慮させたり進行を配慮してもらったりという余計な気遣いをさせたくないからです。私がどこにいようとも、普段通りに連絡がとれるなら、それでよいのです。

ごくたまにですが、チームを組んでいるフリーランスによく思われないこともあります。え、どういうこと?こわっ!というツッコミはごもっとも。実はあるフリーランスが、他のスタッフの旅行を私に否定的に伝えてきたので知りました。それ以来、旅行することを伝えると余計な軋轢を生むおそれもあると考え、誰にも伝えないようにしています。

何かあれば「出張」で通す

国内旅行と出張の区別は、自己申告しない限り他人にはわかりません。ですが、すぐに対応できないことが問題になりそうなときや「明日会えますか?」といった連絡をもらったときは、「実は出張中でして」とお詫びします。

休日にスケジューリングが基本

フリーランスはクライアントやスタッフに迷惑さえかけなければ、いつ休んでも何をしてもかまいません。GWやお盆や週末はホテル代も飛行機代も高く、新幹線も取りにくい。せっかくのフリーランスという立場を生かし、旅行はできるだけ平日にセッティングします。もちろん、対面の必要があるmtgや撮影が入っていない日程です。mtgが入っていても日時が調整できたりリモートでOKなら問題なしとしてセッティングします。

mtg対応の用意

旅行中にリモートmtgの予定があるときは、その時間だけは確保します。ホテルの部屋で対応できなさそうな時間なら、周辺の駅にある個室のオフィススペースを事前に探します。

自宅以外でのmtgは絶対に個室です。人に聞こえる状態やPC画面が見える状態でmtgをしている人を見かけますが、この人たちに守秘義務という言葉は存在しないのかと、少し心配になります。

コロナ禍以前は今のように街のあちこちに個室環境が揃っているわけではなかったので、必ずホテルに在室して対応していました。

PCやスマホでメールチェック

メールはスマホや出張用のPCでチェック。必要があれば返信するし、カンプのチェックもします。いつもより対応速度は遅くなるので、待たせてしまったときは「出張」を理由にお詫びを添えます。電話がかかってきて出られないときも同様です。

基本的にはこのような対応で、旅行することを誰にも伝えずに旅行しています。

海外旅行

関係者には事前に伝える

海外旅行する際は、関係者に言わないのは現実的ではありません。「休暇をとります」と宣言してメール対応や電話ができないことを伝えれば、旅行を明言しなくてもすみますが、ほぼほぼ旅行であると推測されるでしょう。

コロナ禍以前、しかもガラケー時代は大変でした。リモートワークなんて概念を持つ人たちはごくわずか。mtgは必ず対面で、しかも今よりも頻繁に何かあるたびにmtgで招集されたので、何カ月も前から仕事を見据え、「ここなら大丈夫かもしれない」というあたりに旅程を組んでいました。

そして、時期を見計らって関係者にお詫びをして、「連絡はとれるし最低限の対応はできる」と伝えていました。進行中の案件にはこのように対応できても、その後にいただく新規の仕事は運と流れ次第です。

旅行中にライティングをぶつけない

海外旅行は日数が長いので、「国内旅行のように数日で帰ってきてどうにか乗り切る!」が難しいです。よって、がっつりライティングするタイミングが旅行中にバッティングしないことがスケジューリングする上でもっとも肝心です。特に初回のライティングは考えたり調べたり確認したりが非常に多く、作業環境の整っていない旅行中は効率ががくんと落ちます。絶対に旅行中にライティングのタイミングがこないよう細心の注意を払います。ただ、進行している案件のちょっとした直し程度なら割り切って旅行中の対応を検討することはあります。

通信は今は国内同様に

あくまでも「完全休暇」として旅行せず、最低限の対応はしますという体面は保つので、旅行中の通信手段を確保するためにつねに奔走していました。インターネット環境が充実していなかった時代は、旅行を手配した後でやむをえず発生した仕事をファックスでやりとりしたこともあります。20代の頃は、現地のネットカフェで日本語フォントをダウンロードしてメールチェックしたことも・・・。

やがてインターネット環境が整い、タブレットやクロームブックも生まれ、かなり便利に。今は小さなPCやスマホがあれば、がっつりライティングする作業以外なら乗り切れます。

出発までに全部をすっきり片付けられないこともあるので、機内でのPC作業やメールは普通にします。このときはE席ではないという前提です。海外旅行は国内旅行と比べてかかっているコストが違うので、mtgで大切な時間を使いたくないのですが、時差さえクリアすれば現地でmtgも可能。電話にももちろん出ます。

帰りのラウンジではがんばってガシガシとメール返信。機内でぐっすり眠ってから旅行を終えます。

最後に(まとめ)

自己管理の徹底: 旅行であっても仕事上の連絡体制を維持することで、クライアントに余計な気遣いをさせないようにしています。

リスク管理のスケジューリング: 国内旅行は「出張」として臨機応変に対応し、海外旅行はライティング作業が重ならないよう長期的かつ戦略的に旅程を組んでいます。

場所を問わない作業環境: 旅行先でもmtgやメールチェックが支障なく行えるよう、機材の確保や個室のオフィススペース利用を徹底し、場所を変えてもパフォーマンスを落とさない準備をしています。